CASE
主訴
インプラント(上顎6本下顎4本)
治療期間
約3カ月間
治療内容
患者さんの現状を診て欠損している場所や噛みにくいなど症状がある歯を順番に抜歯してインプラントを行った。
CTレントゲンを撮り、埋入すべき箇所の骨の状態(深さ、幅、硬さ神経との距離、上顎洞との距離等)を精査し、埋入を慎重に行い初期固定を確認する。
その後約3か月でインプラントは骨と結合するのでアバットメントを取り付け上部構造(ジルコニア冠)を装着してかみ合わせを調節して完成となった
治療期間
平成4年3月30日から4か月間 左下7番 IMZ
平成20年10月23日から3か月間 右上7番 プラトン
平成22年4月8日から4か月間 プラトン
費用
インプラント1本につき税抜きで30万円
院長コメント
左下4567のインプラントについて、45(小臼歯部)のインプラントは現在も流通しているインプラントですが、67(大臼歯部)のインプラントは現在廃版となっているものですが、現在30年経過し口腔内で健全に機能し続けています。
インプラントも時代時代にはやりすたりがありますが、根本的に骨とチタンは相性がよく、骨結合するとその強さは、歯の強さ以上になります。現在膝関節、股関節にも使われ、しっかり体重を支えています。
しかしその骨結合を壊すものがあります。それが細菌です。膝関節、股関節には細菌は入り込みにくいですが、口腔内はブラッシングが不足すると細菌が繁殖します。
この症例の場合ブラッシングがよく,細菌が繁殖しなかったために、骨結合が破壊されなかったために30年の長きにわたってインプラントが機能し続けたと解釈されます。
口腔内の細菌の存在はあまり知られておらず、そのことを意識しないと天然歯もインプラントも細菌にやられてしまいます。歯の本数が年齢とともに減るのは、細菌が原因です。
当医院ではそのことを踏まえて虫歯治療、歯周病治療、インプラントをおこなっています。